コラムcolumn

2023.3.14奈良筆の紹介

今回は松林堂の協力で奈良筆の紹介をします。

 

まずは奈良筆パンフレットです。

   
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 奈良筆のはじまり
約二千数百年前に秦(中国)の始皇帝に献上された獣毛筆が、今日の筆の歴史の始まりとされています。

我が国においては、嵯峨天皇の時代(弘仁年間)に、遣唐使として中国に渡った空海(のちの弘法大師)が毛筆の製法を得て、大和の国(奈良県橿原市)の坂名井清川という人に伝えました。そして、できた筆を嵯峨天皇に献上したことが奈良筆のはじまりであり、それは日本で製作された最初の筆とされています。

奈良には、平安朝の時代より寺社仏閣が多くあり、高僧などの需要により多くの筆が作られました。

「松林堂」は、江戸時代末期に奈良県高市郡出身の弓場常松により創業、筆の製造と行商から始まりました。その後、書家の先生方のご指導の下に書家用の筆の製造を開始し、創業以来のこれまで百五十年以上、その技術は大切に受け継がれております。

奈良市の伝統工芸である奈良筆の製造を通して、(株)松林堂は伝統産業の振興と書芸術の発展に尽力しております。

その後、京都筆、豊橋筆、越後筆、江戸筆そして熊野筆などの各地に筆づくりが広がっていきました。

 

実際の筆つくりのシーン

 

1 筆を造る道具類

 

2 熱湯処理

 

3 選別

 

4 毛もみ

 

5 先揃え

 

6 逆毛取り(毛揃え)

 

7 寸切り

 

8 練り混ぜ(イ)

 

8 練り混ぜ(ロ)

 

9 練りさらえ

 

10 芯立て

 

11 上毛着せ

 

松林堂の概要
1. 明治3年(1870年)奈良の地で毛筆製造販売業を始めてより現在まで約150余年間
終止一貫他の書道雑品の取り扱いは行わず自社ブランドの毛筆一筋を
貫いて現在に至りました。
2. 創業当時は他店と同じように主に事務的に使用する筆を製造していま
したが、昭和初期より終戦時まで、文部省主管による文検という制度が
施行され、小学校の先生が旧中学校・女学校の書道科教諭の資格を取得する
道が開かれました。
当時教育書道会の指導者で、文検の試験官でもあった故・石橋犀水先生の
指導を受けていた当社の先々代が受験者用の毛筆を特別製造し、又受験者用
テキストとして「和漢朗詠抄(わかんろうえいしょう)」(当社発行)
と云う古書を発売して人気を高め、全国津々浦々から注文が
殺到して松林堂の名を全国に広めました。
文検に合格された先生方は旧中学校・女学校の書道科担任教諭になられ、
終戦後学制の改革に伴い現在の高等学校教諭となられ全国の教育書道会の
指導者として活躍されています。
当社では、これら先生方の指導を受け、各学校の購買部に選定筆を納品販売
するのを主として営業してまいりました。
現在もその当時からの実績を認められ北海道から鹿児島まで各高等学校の
選定筆を販売しています。

 

松林堂の商品はこちらから

 text= 西本皆文堂
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